皆さまこんにちはAkiです。
今回は、絵本についてのお話です。
私の家庭では、子供と寝る前に「絵本を2冊読む」というのが日課になっています。
普段ゆっくりと子供との時間を取ることが出来なかったので、寝る前くらいは子供とお話しながら寝たいなぁ~と思ったのが絵本を読み始めたきっかけでした。
毎日繰り返し絵本を読んでいると、子供も自分から今日はこの本にする、絵本読んでから寝る!と興味や関心を持って楽しんでくれているのが伝わってきて嬉しい気持ちになります。
この絵本は読む側の私も、読み終わったあとにスッキリすることからいいストレス解消になっているな、と感じることも多かったです。
そんな絵本の良い点や及ぼす効能について調べてみました。
絵本に興味を持たれた方に読んでいただければ幸いです。
それではいってみましょう!
絵本っていいの?どうなの?
答えは以下の通りです。
・絵本は親子間のコミュニケーションツールになる。
・文字の習得、文脈理解に効果的である。
上記を掘り下げていきます。
コミュニケーションツールとしての役割
私自身、自宅で時間が無い時には子供に動画を見せたり、1人遊びをさせていました。
もう少しコミュニケーションを取っていきたいという思いから始めたのが絵本です。
片桐先生らによると
「親子間で読まれている絵本は、知育教材でもなければ、道徳教材でもなく、はたまた芸術作品として鑑賞するものでもなく「親子間のコミュニケーションツール」なのである」
片桐正敏 絵本の読みあい遊びが子供の言動に及ぼす効果について Journal of Hokkaido University of Education Vol.70.No2 February 2020
とされています。
このことから、絵本をコミュニケーションツールとして用いるのは良さそうですね。
文字の習得と文脈の理解に効果的
Strouse.Nyhout & Ganea. によると
絵本には絵と文に加えストーリーがあるため、言葉と文字の習得、文脈理解に効果的である
Strouse, G. A., Nyhout, A., & Ganea, P. A. (2018). The role of book features in young children’s transfer of information from picture books to real-world contexts. Frontiers in Psychology, 9, Article 50.
とされています。
そのため、毎日のコミュニケーションツールとして絵本を活用することで言葉や文字の習得、文脈理解も深めていけることが分かります。
また、
「共有型(子供の理解力に応じて子供の意を汲み取るような関わり)」の態度で絵本を読むと、子供の主体的な発言や探索行為が増加する
斎藤有・内田伸子(2013).幼児期の絵本の読み聞かせに母親の養育態度が与える影響:「共有型」と「強制型」の横断的比較. 発達心理学研究, 24(2), 150-159.
や
読みあい遊びを通じて、子供は絵本の内容を楽しみながら体験的に理解でき、理解言語や概念理解の発達を促すとし、それが「子どもの関係の発達と情動や認知の発達に影響する」
石川由美子(2009). 子供の認知発達を促す最近接発達領域を生み出す「場」としての絵本についての一考察. 聖学院大学論叢, 22(1), 165-179.
など、絵本を通した間主観的なやりとりは子供の発達を促す事が示唆されています。
絵本の読みあいは子供との接点だけではなく、発達においても良い影響が考えられますね。
いつから読み始めたらいいの?
赤ちゃんがお腹にいるうちから読み始めると「お腹に声が響いて安心する」という考え方があるようです。
また、視力や聴力が発達し始め色や音を判別できるようになってくるのが生後3カ月程度といわれ、このくらいの時期から読み始める方も多いようです。
どれが正解という時期は無いので、読んであげたいと思ったときに始めてみてはいかがでしょうか。
西松屋のサイトにどの位の時期から読むのがいいのだろうか?読み聞かせのタイミングはいつから始めるの?
に対する内容がまとめてありますので気になる方は覗いてみてください。
どんな本がいいの?
どんな本がいいのかって中々分かりにくいですよね。
そんな時は文部科学省、子ども読書の情報館からのリサーチがオススメです。
こんな感じでユーザーさんからの投稿でオススメの本が紹介されていますので参考にしてみて下さい。
リンクはこちらです→子供読書の情報
また、文部科学省から下記のような絵本で子育てを楽しくするためのパンフレットも発行されていますので一度覗いてみて下さい。→絵本で子育てを楽しく
その他にも、
(※↑表示されない場合は、コンテンツブロッカーを一旦とめて見て下さい)
といったプレゼントにぴったりな絵本の3冊セットや、試し読みもできる絵本ナビというのもあります。
贈り物をしたい場合に覗いてみて下さい。
以上、絵本についての内容を掘り下げてみました。
絵本は子供との接点としてはもちろんのこと、取り入れることで明るい家族団らんの時間になります。
また、普段忙しい親御さんが子供と向き合える時間を提供してくれる価値のあるものになります。
家族との「時間を大切にしたい」「愛情を深めたい」と考えている方々の参考になれば幸いです。
私も何気なく取り入れ日課となった絵本の読み聞かせでしたが、調べてみると親御さんにとっても子供にとってもメリットが多くあり、私自身も絵本の読み聞かせを続けていきたいと思えるものでした。
これからも絵本の読み聞かせを続け、子供と一緒に私も楽しんでいきたいと思います!