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役職者の価値提供「押しでダメなら引いてみよ」

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皆さまこんにちは。Akiです。

今回は始めて役職者になった方、これから役職者になる方に向けて価値の意味と役職者が行う価値の提供について書いていきたいと思います。

私は、5年前に役職を頂き、役職の意味とは?役職者に出来ることは何だろう?

と常々考えてきました。

役職を頂き5年経過するまでは、会社に対して「大きな価値提供が出来ている!」といった実感は一切持てていませんでしたし、何なら役職を返上して現場でまた働こうかな~なんてことも考えていました。

このように色々と考え、模索してきたことで、結果に繋がる価値提供の考え方が、朧気ながら見えてきたように感じますので備忘録として残しておきたいと思います。

役職者が求められる事とは?

私の場合は、職場でもちろん収益の上げ方、スタッフの円滑なサポート、

スタッフのマネジメント、サポート、教育、働きやすい環境作り、職場の収益の上げ方、人件費、、、、etc

ここには本当に多くの悩みがありあました。

自分に何が出来て、何を求められているのか?

全く分からない状況でスタッフの顔色を伺う日々、、、

スタッフを優先すると、職場全体の求められていることに答えていけない、、、、

うーん、、、どうしたらいいんだろう?と。

今となればいい思い出だと思えますが、当時は本気で悩んで、退職まで考えていた程でした。

そこで以前から関わりのあった先輩に、相談し少しずつ気持ちが落ち着き、やるべき方向性が見えてきました。

ポイントは↓

①スタッフのことを考えすぎない

あくまでサラリーマンとして会社にいかに貢献できるか?その中でスタッフの働きやすい環境を整備するという順番が大切でした。始めて役職につくと、働いてくれているスタッフに良い環境を、スタッフの望む形で働けるように、全てのスタッフが納得できる形をそれぞれ取ってあげたい、などどうしてもスタッフに目線がいってしまう。

これでは上手くいかなかったんですね。

なぜなら、職場全体の事 < スタッフ

の構造になってしまっていたんです。

そのために、他部署や職場の考え方と対立し変な軋轢を生んでしまう。これでは上手くいくものも上手くいかないですね。

②他部署と無用な対立は避ける

どこの職場でもそうだと思うのですが、結局各部署にそれぞれの正義があって、その正義と正義のぶつかり合いでお宅の所にこれして欲しい、いいやうちの部署はこれこれで難しい、、、という事が起こってきます。

各部署にそれぞれの正義と意見があって、それをはなから否定するのではなく、正義と正義のぶつかり合いなんだと理解して、対立せずにしっかりと相手の意見を聞き、こちらの意見も交えて前向きな話し合いを行うこと。これが大切でした。

やはり、一方的な意見は相手の不信感を生み、ブロック思考を産み出してしまいます。

そうなると前向きな、建設的な話し合いはできませんので、相手がこちら側を忙しくさせようと思っている、仕事を投げてきていると悲観的にならずにまず、相手の正義を理解する。そしてこちらの正義も感情的にならずに伝えると思っていたよりも理解が得られるものです。

③いったん時間を置き、お互いに考える時間を持つためにあえて決めない

これもすごく大切なポイントなのですが、会議や話し合いをするとその中で結果を決めたくなりませんか?

会議や話し合いの中で何かを決めることって、すごく大切なんですが、それ以上にもしくはそれと同じくらいに「何かを決めない」という事も大事だと思っています。

なぜなら人には感情があって、高ぶっているときに冷静な判断はできないですよね。

なので、あえてこちらの情報を提供し、相手の意見を聞きつつ、その場では決めない。

そうすることによって、考える時間を提供する。

こういった思考は、以前の私には無かったのですが、先輩のアドバイスから気付くことができました。

こうすることで、何が生まれるのか?相手に考える時間ができることにより、一旦冷静になったタイミングで考えて貰える場面が作られる。そうすると、相手も「自分はこういったが、相手の言っていることも一理あるな」と。

そうすると、相手の決めにかかってきた内容も、ひっくり返ったり、こちら側の意向が届いたりします。

だから、敢えて決めない、考える時間をもってもらうという視点も併せて持っておくことが大切です。

最近見たこちらの著書で「対話を通じてお互いの意見を共創できる」の項目に同様の事が書かれていました。興味のある方は是非ご一読下さい。学びが深まります↓

④一度思い切って開き直ってみる

自分を何もできない、、、と思っていませんか?

これは何も自分は凄いという話ではなくて、真面目な方ほど自分の能力を、謙虚になりすぎてかなり低く見積もっていることが無いですか?という話です。

たまには、自分は思っているよりも凄いんだ、能力も高いんだと思ってみることも大切です。

役職を与えられたということは、何か人よりも優れた部分(コミュニケーション能力、業務遂行能力、気配り力、気付く力、お金を産み出す思考、慕われ力、聞き上手など)があると思います。

自己肯定感を下げたくなる時もあると思いますが、思い切って開き直ってみてはいかがでしょうか?

なぜ自分は選ばれたのか?

もう一度自分の能力を確認して、そこを伸ばす。

そして一旦、スタッフのことは考えず脇に置いてみて、職場のトップに対して何を提供できるか?スタッフだけではなくて職場にとって何が大切かを考えてみることをお勧めします。

悩んでいる時にはとても難しいことですが、冷静な時に一度考えてみて欲しいです。

上記のポイントを含め、職場に価値提供をいかに行っていくがが役職者に求められてくる部分になります。

価値の提供の仕方

では、どうやって価値提供をするのか?

ここの本質は、「収益以外の価値も考えてみよう」です。

会社に提供できる価値基準の、分かり易くてインパクトの強い指標として「収益」がありますよね。

収益を提供できるのは勿論として、収益以外の価値提供ができるといいと思いませんか?

収益の価値提供は、誰もが一番最初に思い浮かぶ提供基準になると思いますが、そこだけだと弱い。みんながそこを狙ってくるから、競合が多い。

私は収益を上げるということに加えて、「考える時間をこちらで作ってあげて、トップや幹部に時間を掛けないでいいように選択肢を提供する」ことを価値として提供しよう!と考えました。

ジャパネットたかたのように、商品を選んでこれはオススメです!と紹介してあげる。

その中から欲しいものを選んで貰う。

家電量販店のように、何でも揃っているわけでは無いけども、渾身のオススメを

こちらで選択して、プレゼンする。

要するに、考える時間をこちらが担い、沢山ある情報の中から選択枝を絞ってあげる。

考える時間をこちらが担ってあげる。

後は選んで貰う。

こうすることで、価値が生まれます。

あいつは考えている、意見を言ってくれたと。

出来ない理由より、どうやったら出来るかを考えよう!

普段、色々な業務が舞い込んでくるので、新しい取り組みをしようとすると、どうしても出来ない理由を探しがちになりますが、ここは逆転の発想で「どうやったら出来るかを考えていく」。

そのなかで、こうやったら出来るんじゃないですか?

ここをするなら、こっちの業務負担を軽減しませんか?

など、いくつかの選択肢を用意し、限られた人員で出来ること・出来ないことを感情的にならず冷静に分析していきましょう。

こちらは「価値提供」と「自分の頭で考える大切さ」を教えてくれた書籍です。

リンクを貼っておきますので、興味のある方は読んでみて下さい↓

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人と接する根底にあるのは、人間の感情を理解し寄り添う事です。

こちらの著書は人と関わる時に大切なことを教えてくれる良書です↓